
「ジモティー」詐欺シリーズの第3弾です。
*2019年に書いた記事のリライトになります。
いざ初めての裁判
裁判に必要な持ち物は訴状一式と印鑑だけ。
事前に指定された法廷に10分前に到着し、開廷を待ちます。


法廷の前には小さい長椅子が2つあるだけ。
裁判で争うくらいに揉めた原告と被告がこの至近距離に座って開廷を待つのでしょうか。
めっちゃ気まずいですね。笑
法廷の横には傍聴に関するこんな注意書きが…。
しばらく待っていると、人のよさそうな60歳過ぎのおじさんが現れました。
この方は司法委員という一般市民から選ばれた方らしく、裁判官に対して意見を述べたり、和解の際に話を聞いて助言するのが役割だそうです。
裁判所のホームページです。裁判例情報、司法統計、裁判手続などに関する情報を掲載しています。
司法委員も事前に訴状を読んでいるので、こちらの心情を酌んでくれる会話をしてくれて緊張がほぐれました。
ただ時間になっても裁判官と裁判所書記官が現れません。
どうやら同じ時間にもう一つ裁判が入っているので、そちらを終わらせてから来るとのこと。
5分ほど待ったところで裁判官と裁判所書記官の2人が登場。
簡単に自己紹介をして「まぁ被告は来ないでしょう」ということで、いよいよ裁判が始まりました。
聞かれたことは大きく2点。
●訴えの内容に間違いがないか
(中古品売買の契約を解消したのに金を返さないという債務不履行)
●被告からの連絡はないか
答えは両方とも「ありません」です。
被告は裁判所からの訴状は受け取っているものの、今日の裁判を欠席し、答弁書も送ってきていません。
そのため僕(原告)の主張の内容で裁判を進めるしかありません。
訴状を見ながら僕の主張を簡単に再確認。
「まぁそういうことで、今日の裁判はこれで終了です。判決は一週間後に郵送します。」と裁判官が〆て、僕の初めての裁判は終了。
少額訴訟は“1回の期日で審議する”ことと、“即日判決“が原則だと思っていましたが、被告から何の連絡もない場合は即日判決は出ないんでしょうか。
この日に判決が出ると思っていたので、肩透かしを食らった感じです。
まぁ、これで負けることはないと思いますが、一週間後の判決が届くのを待ちました。
判決「勝訴」
被告は出頭せず、答弁書も提出しなかったので、僕の主張がそのまま通り「勝訴」という結果を勝ち取ることができました。
判決が書かれた口頭弁論調書には『別紙のとおり主文および理由の要旨を告げて判決言渡し』と書かれています。
[主文]
・被告は、原告(僕)に対し、金●円及びこれに対する●年●日から支払済みまで年5パーセントの割合による金員を支払え。
・訴訟費用は、被告の負担とする。
・この判決は、仮に執行することができる。
[理由の要旨]
・被告は、本件口頭弁論期日に出頭せず、答弁書その他の準備書面を提出しない。したがって、被告において請求原因事実を争うことを明らかにしないものとして、これを自白したものとみなす。


先にも書きましたが、被告は裁判所からの訴状は受け取っているものの、裁判を欠席し、答弁書も送ってきていません。
そうすると原告の主張を全面的に認める=自白したとなるようです。
普段の生活の中で”自白”という単語を使わないので、目の当たりにするとドキッとします。
まずは“裁判に勝つ”という第一の目標を達成することができて嬉しく思います。
しかし裁判に勝ってもお金が返ってくるわけではありません。
これからはお金を取り戻すフェーズです。
正直いって取り戻せる可能性はゼロに近いと思いますが、少しでも相手にダメージを与えて、詐欺を働いたことを後悔させるためにも頑張ってみました。