第二段階を終えてから約1ヶ月。
ようやく始まった第二段階は、四輪車も混走する周回コースでの「法規走行」がメインとなります。
40代の私が1ヶ月のブランクや雨の転倒を乗り越え、いかにして「戦略」と「準備」で卒業検定の一発合格を勝ち取ったか、その全記録を公開します。
第二段階の洗礼:1ヶ月のブランクと「雨のクランク」で転倒した理由
第二段階初日、久々の実習かつ「雨」という悪条件の中で手痛い洗礼を受けました。
クランク進入時、つい四輪の感覚でフロントブレーキを握ってしまい、無残に転倒。
第一段階のみきわめで「一度転倒を経験しておきましょう」とあえて転んだ経験があったものの、やはりブランクは恐ろしいものです。
「低速域でのフロントブレーキは厳禁。リヤブレーキで制御する」という鉄則を、身をもって再確認しました。
その後は教官の配慮で20分間一人で二輪コースにこもらせてもらい、リヤブレーキと半クラの感覚を徹底的に叩き込み直しました。
この「一人での反復練習」が、後の安定感につながったと思います。
シミュレーター教習:「右直事故・サンキュー事故」の回避を体感
第二段階ではシミュレーター教習も重要です。
- 限界の体感:
カーブの通過速度を上げていく実習では、最後はガードレールを突き破り、海へ転落。笑
「無理な速度は死に直結する」ことをバーチャルで体感しました。 - 右直・サンキュー事故:
対向のトラックが道を譲ってくれた背後から、直進バイクが飛び出してくる…。
教官の「事故ってください」という指示すら、疑り深い性格ゆえに回避してしまいましたが、「譲られた時こそ、一歩引いて確認する」という社会人のリスク管理が運転でも通用しました。
一本橋の成功率を100%にした「石川師匠の教え」
第二段階でも不安定さが残っていた一本橋。
それを救ったのが、釣り仲間の石川さんからのアドバイスでした。
- 秘策:ハンドルを細かく「ブルブル」と振る
あえて小刻みに動かすことで、車体にジャイロ効果に近い安定が生まれ、ふらつきを即座に修正できます。
自転車で超低速でもハンドルと振ると足をつくことなく維持できるあの感覚です。 - 停車位置の徹底:
進入前の直前停止で、車体を「完全に真っ直ぐ」にして停まること。
一本橋は技術よりも、進入前の心理状態で8割決まる課題。
この石川さんの教え以降、一度も脱落することなく卒業を迎えられました。
40代の戦略:不安を消し込む「徹底した事前準備」
みきわめでペアを組んだ10代の若者は、卒検に落ちて補講を受けているとのこと。
その姿を見て、僕は「勢い(若さ)」ではなく「準備(経験)」こそが40代の武器だと再認識しました。
【40代のリアル】家庭内の調整という裏ミッション
土日の教習は、家事や家族の予定とのトレードオフ。
「この日に卒検を受ける」と宣言し、逆算してスケジュールを全力で調整しました。
実は合格後、卒業証明書の発行まで数時間待つ必要がありますが、私は家族を優先して「後日受け取り」を選択。
家族の理解を得る立ち回りも、免許取得に向けた立派な技術です。
卒業検定当日:雨の急制動と、あえて「クランク1速」を選んだ戦略
検定当日は予報通りの雨。僕の悩みは2点でした。
- 雨の急制動:
今までに雨の急制動の経験はありませんでした。
これはYouTubeにも正解はないため、これまでの運転経験を信じ、「指と足に宿った本能」に任せることに。
どれだけブレーキをかけるかより、余裕を持ってブレーキをかける「体制」を作れるかが勝負です。 - クランクのギア選択:
基本は2速なのですが、目線がおろそかになりがち。
迷いを断ち切るために「クランクは1速!」と決めて挑みました。
【要注意】検定スペシャル車両の罠
検定車は同じCB400SFながら、普段のボロボロな教習車とは別物。
見た目のきれいさだけでなく、アクセルレスポンスやクラッチの遊びが全く違いました。
僕の行っていた教習所は検定時の慣らし走行がなかったため、発着点から動き出した直後の数メートルで、慎重に操作感を確認することでパニックを防げたと思います。
検定本番の立ち回り
- アピール力:
ミラー調整を大げさに行い、安全意識を検定員にアピール。 - 急制動: 本能を信じてブレーキング。
雨でしたが、晴れの日の停止線(11m)を少し超えた位置で完璧に停止。 - クランク: 1速で進入。
半クラとリヤブレーキの操作を減らした分、目線とウインカー操作に集中でき、「1速最高!」と心の中で叫びながらクリアしました。
まとめ:ストレート合格で見えた新しい景色
「早くても7ヶ月後」と言われていた免許取得。
40代の慎重さと事前準備、そして適度な開き直りのおかげで、申し込みから6ヶ月で終えることができました。
合格発表後、柱の陰で飲んだコーヒーは、デカい魚を釣り上げた時と同じくらい格別の味でした。
これから免許に挑む同年代の皆さんには「若さや勢い」がなくても、「大人の準備」があればバイクは乗れると伝えたいです。
40代の卒検合格チェックリスト
- ミラー調整は「フリ」を大きく!(安全確認のアピール)
- 一本橋は進入前の「停止位置」がすべて!
- 苦手な課題は「自分の安定(1速)」を優先!
- 検定車の「レスポンス」と「クラッチの遊び」を走り出しで確認!
- 家族への感謝とスケジュールの根回しを忘れずに!




