フォルクスワーゲンなどの輸入車に乗っていると、ボンネットインシュレーターが劣化して垂れ下がることがあります。
本記事ではDIYで簡単に補修する方法を紹介します。
ボンネットインシュレーターとは(機能と役割)
・エンジン音の吸音
・エンジンルームからの断熱
主にこの2つの機能を担っており、これがなくてもクルマの「走る・曲がる・止まる」には影響はありません。
トゥーランのボンネットインシュレーターは難燃性のフェルトと厚紙を組み合わせたような素材で、上半分(ボンネット先端側)はクリップで、下半分は開口部へ差し込むことで固定されています。
ゴルフ トゥーランでよくある劣化症状
しかし経年劣化で、これが剝がれてきます。
輸入車全般的にある話で、日本の気候(高温多湿、寒暖の差)が影響しているんだと思います。
輸入車あるある？
前に乗っていたカングーも、その前のゴルフ GTIでも同様の状況になりました。
これには僕の駐車環境が青空駐車ということも影響していると思われます。
根本的な原因は取り除けないので、高いお金を出して交換したところで、また経年により同じ状況になることが容易に想像でき、新品交換は得策ではないと考えます。
ちなみにゴルフの場合は横浜にあるフォルクスワーゲン/アウディ専門店のmaniacsがインシュレーターのリテイニングキットを販売しています。
それだけよくある事例だということです。
補修に必要な道具と補修手順(100均クリップ・3M両面テープなど)
僕のトゥーランのボンネットインシュレーターは素材自体はそこまでダメージを受けていないようでした。
そのためボンネットにしっかりと固定する方向で対処します。
今回も100均のクリップ(コードフック)を使って予防整備をしました。
エンジンルームの熱で剥がれてこないように、両面テープは3Mの耐熱性の高いものに交換します。
*過去に両面テープを変更せずに使ったら見事に全部剥がれました
シリコンオフを使って脱脂したうえで、クリップを固定していきます。
トゥーランのボンネットインシュレーターの下半分を左右均等にクリップで固定しました。
取り付けてから1か月経ちましたが、全然問題ありません。
輸入車乗りの方は必ず垂れてくるので、いまは大丈夫な人も予防整備しておくことを強くお勧めします。
