メルカリ リール

メルカリで11カルディアを購入

先日メルカリで11カルディアを買いました。
この夏から始めよう(再開しよう)と思っているSUPフィッシング用にするつもりです。

SUPフィッシングには通常の釣りと違ってリスクが伴います。

  • 波を被る/海水に浸かるリスク
  • そもそも沈没させるリスク

そのためタックルは中古や安価な製品で十分だと考えます。
またSUPフィッシングはリールにとって相当シビアな環境なので、防水性の高い製品だとそのメリットを享受できる機会も増えます。

しかし防水性の高い製品 ≒ 高価格帯となるのが悩ましいところ。

その落としどころが、“少し古めの中価格帯のモデルをメルカリ/ヤフオクで探す”というものです。

メルカリとヤフオクの使い分け

僕はメルカリとヤフオクの両方のCtoCサービスを使いますが、主に以下のように使い分けています。

[売るとき]
ヤフオク:相場感が明確なもの、高く売れる自信のあるもの
メルカリ:それ以外のもの

[買うとき]
ヤフオク:こだわりがある製品や趣味性の高いもの
メルカリ:それ以外のもの

両者の印象は、ヤフオクには業者も多く、プロや熟練者の集まりであり、メルカリは業者の出品が今のところNGということもあり、良くも悪くも相場感のわかっていない素人も多くいるという印象です。

そこを逆手にとると、メルカリで相場よりも高く売れたり、安く買えたりすることがあります。

だた利用者のリテラシーというか民度は圧倒的にヤフオク >>>>> メルカリ だと思います。

購入時の注意点

メルカリやヤフオクで釣り具を購入する際に僕は以下の3点に気を付けています。

①元が新品か中古品か?

出品者がこの商品を入手した際のコンディション(状態)のことです。
特にロッドやリールなどの高額品は確実に確認したいところです。

商品説明に「購入後2-3回の使用です」と書かれていても、購入時のコンディションが新品と中古品では大きな違いがあります。

僕が思うに、購入したのが新品であれば“新品を購入後”に2-3回使用しました」と記載するはず。

なので、新品という表現がない場合は“中古品を購入後”に2-3回使用しました」ということを暗に意味しているんだと読み解きます。

確認のために上記のニュアンスの説明文が記載されている出品者に「新品で購入されたものですか?それとも中古品を購入されたものですか?」という質問をしました。

その結果は10件中、実に7件が中古品でした。
(残りの2件が新品を購入したもので、1件が回答なしでした)

これはいわゆる優良誤認を狙ったものだと思います。

優良誤認とは景表法(景品表示法)で禁じられている手法で、その定義は「商品やサービスの内容が実際以上に優れていると消費者に誤解させること」とあります。

優良誤認表示とは、品質等の内容についての不当表示であり、「商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であって、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの」(景表法4条1項1号)

ただメルカリやヤフオクのこの場合は嘘をいっているわけではないので、法律違反にはなりません。
しかし狙っている方向は同じだと僕は思います。

中古品を購入して出品している場合は、「過去にどれだけ使用されたか不明なリールを、『購入後2-3回の使用です』と記載することで、オークションの閲覧者に新品の状態から2-3回からしか使用していないリールであると誤解させる行為である」といえると思います。

ただ出品者の立場になれば、中古品の購入であることをわざわざ記載しない気持ちもよくわかります。
記載しない方が高額で落札される可能性が高いと思いますし。

勘違いして欲しくないのは、この記事の趣旨は”出品者に入手時のコンディションの記載を求めるもの”ではなくて、”落札者が質問により出品者に入手時のコンディションの開示を求めるもの”となります。

上記で質問したうち、不誠実なのは未回答だった1人の出品者で、「中古品を購入したものです」と回答いただいた7名は誠実な出品者だと思います。

評価の数だけでなくこういったやり取りを挟むことで、無用なトラブルを回避することが可能になります。

②使用した場所や使用方法等

これは主に自分が出品者となる場合ですが、購入時のコンディションに加えて、使用した場所や使用方法を記載するようにしています。

まず使用したのが淡水か海水かでいえば、同じリールで淡水でしか使用されていないものと海水で(も)使用されたものの2つがあれば、ほとんどの人が前者を選ぶでしょう。

なので淡水でしか使用していない場合はその旨を記載します。

また淡水の場所も琵琶湖などの水質がよいところであればそれも追記します。

使用方法はおかっぱりの釣りなのかボート釣りなのかといった点です。
ボートの方がボディの傷や砂噛みを緩和できるので、その旨を記載します。

自分が落札者の場合でもこれらを知りたいのが本音ですが、それをやると出品者から細かすぎるやつだと認識されるので、こちらから質問することはほぼありません。

また使用頻度が少なかったり、メーカーでのメンテナンス実施など、落札者にとってメリットになりそうな点があればそれらも記載しています。

③外観の傷の有無や巻き心地の違和感

リールの場合は巻き心地や外観の傷の有無など、現時点でのコンディションを記載してくれている出品者が多いです。

ですが、最近は一切記載のない出品者も散見されます。
(特にメルカリに多い)

巻き心地の違和感やスプールエッジの傷などはヒドい場合は使い物にならない可能性もあるので、確実に確認します。
ここに真摯に答えてくれない人は悪意があるか、日本語が不自由な人だと判断します。

また高額品の場合は、上記に加えて、「メンテナンス実施の有無」と「社外パーツの使用の有無」の2点を確認します。

メンテナンスを自身でやられている場合は入札を控えます。
その人のスキルが全く分からないので…。

またベアリングなどの社外パーツを取り付けている人は分解作業をされている可能性が高いと思うので、こちらも入札を控えます。

いっそのことノーメンテナンスの方が好印象です。

また箱などの付属品がない商品も基本的にはスルーします。
僕は付属品を取っておく性質なので、それを捨ててしまう感覚がイマイチわからないのと、商品自体が盗品である可能性も否めませんし…。

あまり質問ばかりしすぎると出品者にウザがられるリスクもありますが、あとで後悔しないためにも気になる点は事前に質問し切っておくことを僕は強くオススメします。

この記事が少しでも気づきになったらうれしいです。