大層な記事タイトルで失礼します。
僕が琵琶湖のおかっぱりで釣る際に意識していること、サムルアーズを使い始めたときに僕が知りたかったことをまとめました。
前提条件:夜釣りでただ巻き
「これでしか釣れない」ということは全くありません。
ただ前提条件として、琵琶湖の夜釣りで、スローなただ巻きで使うことがほとんどです。
先輩方含めて多くの方がそうしているのに倣い、僕も同じようにしています。
誰が使っても同じアクション=再現性が高いという観点で魚に近づけると思いますし、サムルアーズのルアーの場合はただ巻きがルアーのポテンシャルを最大限に引き出せるとも思っています。
またスローなただ巻きという釣りを成立させるため、ベタ凪〜さざなみといった湖面の状況がマストとなります。
その時間は風がなくてもうねりや波が残っていることがあるので、数時間前からの天気を必ず確認しています。
コトカスとサミング
僕がよく使うのはコトカスとサミングです。
コトカスは表層を、サミングは水面直下を引いて使っています。
コトカスシリーズ
コトカスには「コトカス(オリジナル)」と「コトカスミディアム」の2種類のサイズがあります。
それ以外にプロップの付いたモデルもありますが、サイズはこの2種類です。
一見ミディアムとつく方が小さいサイズという印象を持たれる方も多いかもしれません。
しかし、コトカス(オリジナル)が70mm/6.0gで、コトカスミディアムが83mm/10.2gとミディアムの方が大きいサイズとなっています。
サミングシリーズ
サミングには40/50/70/90/105と5タイプのサイズがあります。
そのうち105がプロップタイプのみで、70以外はcwと呼ばれる発泡樹脂で作られています。
僕が好んで使うのは70サイズでフローティング/サスペンド/シンキングの3タイプがあり、琵琶湖では70Fと70SPを好んで使っています。
サミング70:68mm/(F)6.2g・(SP)6.8g・(S)7.8g
また派生でリップレスやプロップタイプのモデルもあります。
無風で面ツルのときはコトカス系を、少し沈めたいときはサミング70SPを、波が出てきたときには70Fを使うことが多いです。
流れ込みかウィードか
コトカスもサミングもベイトフィッシュとなる魚をイメージして使います。
琵琶湖では小鮎とワカサギがそれにあたります。
彼らがバスに捕食されやすいのは浅瀬や流れ込みの周辺です。
僕は基本的にそれらが集まるタイミングやポイントを狙うようにしています。
なので夏から秋にかけてが本命となります。
しかし真冬もターゲットとなります。
大型のブラックバスは冬の間も捕食しないと体力の維持ができないため、冬でもシャローエリアで捕食します。
自分で釣るまで信じられませんでしたが、真冬のウィードエリアでトップでも食ってきます。
ただシーズンが長く狙いやすいという点で流れ込みがオススメです。
ウィードは目視できないですし、年によって場所が変わることもありますしね。
流れ込みのどこを狙うか
一口に流れ込みといっても狙うポイントは複数あります。
琵琶湖の無数にある小規模な流れ込みの図です。
ポイントの区分け
僕は流れ込みのポイントを以下の4つに分けます。
・流れ込みの本流
・流れ込みの両サイド
・流れ込みの沖
狙う順番は以下のとおりです。
①流れ込みのサイドの湖流の当たる面
②流れ込みのサイドの湖流の当たらない面
③流れ込みの沖
④流れ込みの本流
このうち②と③を本命として見ています。
② > ①としたのは②の水域は流れ込みの影響を受けているという点です。
魚は基本的に流れに対して頭を向けているので、流れ込みに遡上しようと伺っているベイトフィッシュがとどまるのが②と考えています。
③は流れ込みが影響する範囲を対象としています。
何らかの理由で弱ったベイトフィッシュが流されていき、それを捕食するバスがいると考えています。
先日釣った63cmはまさにその狙い方でした。
着水直後にバイトがあり、乗らなかったのでその場でちょっとしたアクションを加えつつステイしたところ追い食いしてきました。
本流を一番最後に狙う理由はニゴイやナマズの釣れる確率が高いためです。
①や②でもそれらは釣れるのですが、本流はバスが釣れる確率が低いように思います。
バスもいるけど先に彼らが食っちゃうんでしょうか。
ひと通り狙ったあとは③→①と③→②を同時に狙えるコースで粘ることが多いです。
この釣りは「そこにいる魚に口を使わせる」のではなく、「魚がそこにさしてきたタイミングと出会えるかどうか」だと考えます。
ここぞというポイントで回遊してくる時合いを信じて投げ続けてください。
僕は先輩たちからもらったヒントや情報をモチベーションに投げ続けることができました。
同じようにこの記事が皆さんのモチベーションになったらうれしく思います。
釣れた魚たち
特に記憶に残っている魚たちです。
釣れなくて何回も通った先に釣れてくれた魚は何年経っても色褪せないですね。