ブログの画像がフリマサイトに無断転載されていた

フリマサイト(PayPayフリマ)にこのブログの画像が無断利用されていました。

メルカリでは「他会員が撮影した画像、文章などを無断で使用すること」が禁止されている行為として明言されていますが、PayPayフリマの場合はそれがなく、また運営に著作権違反の通報窓口がないため、出品者本人にコンタクトを取る必要がありました。

悪意のない無断転載

今回の無断転載はSNSで教えていただいて発覚したものです。

*Mさん、ありがとうございました。

PayPayフリマにカングーのクラッチストロークを調整するパーツが出品されており、そこに僕のブログのURLと画像が2枚使われていました。

商品説明を読んだところ出品者に悪意があって無断転載したようには感じられませんでした。

しかし自分の知らないところや自分でコントロールできないところで、自分の画像が使われるのは気持ちのいいものではありません。

また詳細説明として僕のブログへリンクが貼られていることもあり、何かあった場合に火の粉が降り掛かってくるリスクもあります。

そのため自分の画像を使われないようにするアクションを取ることにしました。

PayPayフリマには通報の窓口がない

まず思いついたのは運営に連絡することです。

僕は出品者と直接コンタクトを取るのは最終手段かなと思っています。

しかしながらPayPayフリマには著作権違反に関する明言がなく、またその通報窓口もありません。

メルカリはわかりやすく明言されているのですが…

他会員が撮影した画像、文章などを無断で使用すること(禁止されている行為)

概要
メルカリではトラブルの原因となるため他会員の画像、文章などを無断で使用することを禁止としています。
事務局が禁止行為に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。

どのようなものが違反になりますか?
他会員のプロフィール内容・画像を無断で使用すること
他会員が撮影した画像または商品説明を無断で使用すること
※権利者以外からの侵害に関する申し立ては受けられません
その他、事務局が不適切と判断したもの

メルカリガイド 
 他会員が撮影した画像、文章などを無断で使用すること(禁止されている行為)

運営として“違反申告に対応する意思がない”というのがPayPayフリマのスタンスだと受け取りました。

もちこんこれに対応するには小さくないコストが掛かることは理解できます。
しかしこのスタンスではメルカリには太刀打ちできないと僕は思います。

PayPayフリマの通報(違反報告)は出品ページからになります。

しかもアプリからでないとできません。

違反申告は極力させたくない(対応したくない)という意図が透けて見えます。

違反報告の内容が合致しない

出品ページから違反報告することにします。

しかし次に報告の内容が合致しないという問題に当たりました。

【報告の内容】
・メールアドレスやURLなどを表記して、PayPayフリマの外で取引を誘引すること
・商品説明の中で、表示価格より高い金額で取引を行う旨を記載すること
・偽ブランド品など第三者の権利侵害が疑われるもの
・送料、消費税相当額やシステム利用分の負担などを購入者に求めること
・医薬品、コンタクトレンズなどの医療機器
・現金、カード類、株主優待券など近県に該当する商品を出品すること
・同じような商品を1日に2商品ID以上で出品すること
・商品が手元にない、手配ができない
・その他、利用規約がガイドラインに違反するもの
・無修正ビデオや児童ポルノなど、法律で販売が禁止されているもの
・アダルト関連商品
・商品等と関係のないカテゴリに出品すること
・出品物と直接関係のない画像や単語を商品名や商品説明に掲載すること
・使用済みの下着、ブルマー、スクール水着、学生服など
・特定商品に関する規定を順守してない
・改造エアガンやボウガンなど主として武器として使用される目的を持つ商品
・出品動画の内容

これだけの項目がありますが、“画像の無断利用”に該当する項目がありません。

最も近そうな「その他、利用規約がガイドラインに違反するもの 」で違反報告したところ、一旦は出品が取り下げられました。
(取り下げられたように見えました)

直接コメントする

しかし翌日には復活していたので、直接コメントしたところ、数時間後には出品が取り下げられました。

相手が話の通じる方でよかったです。

再出品

しかし再出品された際にまだ僕の画像が1枚残っていたので、再度コメントを入れておきました。

右が僕がブログに使っている画像です。

こちらも当日中に出品が取り下げられていました。

出品を取り下げるのではなくて、画像を削除してくれればよかったのですが…

メルカリは事務局対応可能

このようにPayPayフリマ事務局は塩対応な姿勢ですが、一転、競合のメリカリはかなり手厚く対応してくれています。

メルカリの報告方法

出品ページの「…」から「この商品を事務局に報告」を選択。

報告理由の「その他」を選択すると「報告理由の詳細」をフリーテキストで入力できるようになります。

他の人のブログなどを見ると、基本的には即日対応してもらえるようです。

こういった点からもメルカリの誠実な企業姿勢がうかがえます。

もちろんメリカリの対応にも思うところはありますが、少なくともPayPayフリマよりは数倍誠実だと感じました。

ヤフオク/PayPayフリマがこの程度だからメルカリ一強になってしまうのか、メルカリが強すぎてYahoo!側がそこまでリソースを避けないのか…いずれにしてもしばらくはメルカリの王者は続くと思います。