白州のハイボール缶は高いのか原酒と比較してみた

白州のハイボール缶が限定販売されます。
350mlで660円(税込)となかなか強気な価格設定なので、原酒と比較してどうなのかを計算してみました。

サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶

サントリーのウイスキー製造100周年を記念して、白州のハイボール缶が販売されます。
ただ白州が作られている「白州蒸留所」は1973年竣工なので、まだ50年です。

100年前にウイスキーづくりを始めたのは「山崎蒸留所」なので、なぜ「山崎のハイボールを出さないのか?」という疑問が浮かびます。
ニュースリリースには”今回はその第一弾として…”という記載があるので、山崎のハイボールも間違いなく販売されることと想像します。

白州のハイボール缶は高いのか?

発売日は6月6日(火)、数量限定での販売とのこと。
4ヶ月も前にリリースを出すことにサントリーとしての気合を感じます。

販売価格は660円(税込)
350ml缶の価格と考えると高いように感じます。

料飲店と比較

料飲店(居酒屋)で白州ハイボールを頼むと1,000円くらいしますし、氷の分量を考えると液量はもっと少ないかと。
「白州森香るハイボールグラス」の容量が330mlなので、ハイボール自体はその半分くらいだと思います。

そう考えるとハイボール缶を1缶で、料飲店の白州ハイボール2杯分の容量があるので、2,000円くらいの価値があるともいえます。
お店で飲むのと家で飲むのとの違いはあるので参考程度ですが。

原酒と比較

続いて原酒との比較です。
宅飲みという観点ではこれが正当な比較対象です。

700mlの瓶は定価での入手が困難なので、まだ入手しやすいコンビニで買える180mlと比較します。
コンビニでは2-3ヶ月に1回入荷するので、タイミングを計ればそこまで買いにくくはないと僕は思います。

容量アルコール
度数
定価
(税込)
純アルコール量アルコール
10gあたり
白州ハイボール缶350ml9%660円25.2g262円
白州原酒180ml43%1,375円61.9g222円

純アルコール量はアルコールの比重を考慮して以下の計算式で算出しています。
純アルコール量(g) = 容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8

アルコール量で比較すると白州ハイボール缶の方が原酒よりも18%高い計算です。
原酒から同量のハイボールを作ると560円掛かります。
そう考えると第一印象よりは高くないのではないでしょうか?

またハイボールを作るには炭酸水も必要なので、それらの費用も考えるとその差は更に縮まります。
それにより価格の妥当性はさらに高まります。

ただデメリットもあって開栓したら350mlを飲みきらいないといけないのが気がかりです。
僕は5-6%くらいの濃度で飲むのが好きなので、炭酸水で薄めると630mlも飲まないといけません。
氷の量を勘案するとハイボール3-4杯分くらいになるので、宅飲みにしてはかなりの量です。

白州のハイボール缶はすでにweb予約が開始されています。
しかし現在予約できるのは全て抱き合わせ販売なので注意が必要です。

6月の販売当初は普通に店頭に並ぶと思うので、今から予約しなくても大丈夫だとは思いますが果たして…