釣った魚のサイズを後から計測してみた

メジャーを持っていないときに限って大きな魚が釣れたりするものです。
昨年に自己記録に迫る魚が釣れた際もメジャーがなくロッドで必死に計測しました。

この夏もそこそこいいサイズが釣れたため、メジャーなしで後から計測できるものなのかを試してみました。

目測

琵琶湖の北湖らしい厚みと体高のある魚体でしたが、やや尻すぼみ。
パッと見た感じでは40後半、50cmはなさそうというのが僕の目測でした。

メジャーを持参していたら絶対に計測していましたが、何が何でも測りたいサイズというわけでもありません。
でも写真はしっかりと残しました。

ルアーを基準に計測する

使ったルアーはサムルアーズのサミング70。
アイを除いたボディサイズは67.8mm(6.78cm)

これを基準に魚と平行に並べていくと7つと半分くらい。

オブジェクトのサイズから計算すると黄色い矢印は2.97cmに相当。
合算すると50.4cm。

ただ僕の感覚だとこれは実際よりも大きすぎます。

なるべく真上から撮ったつもりですが、遠近法の影響が大きそうです。

ロッドを基準に計測する

続いてロッドを基準に計測してみました。

魚の口から尾びれまでのオブジェクトを複製して、ロッドと平行に並べます。
基準点となるのがロッドネーム「XT511-5S」の511の終わり。

これをベースにメジャーで算出してみると47cmでした。

こちらの方が実感値に近いです。

ロッドでの計測がある程度正確であるという前提ですが、この差を“たった3cm”と見るか”6%の誤差”と見るかで印象は大きく変わってきます。

6%の誤差を許容してしまうと47cmが50upに、56.5cmが60upに、65.8cmが70upになってしまいます。

ちなみに昨年釣った63cmをルアーを基準に計測したところ、口開け尾開きで70cmを超えました。笑

僕なりの結論

メジャーがなくても基準となる対象物があれば計測自体は可能。
ただし“なるべく魚体の近くに”かつ“なるべく大きなものを基準とする”ことで精度を上げられそうです。

そういった観点ではルアーは基準にならないと僕は捉えました。

「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」

小説家マーク・トウェインの言葉ですが、本当にそのとおりだと思います。

釣り業界には数字を都合よく解釈したり、自分の基準を他人に押し付けようとする人が散見されます。
自分の基準を持つことはよいことだと思いますが、僕もそれを他人に押し付けないように気をつけたいものです。