ルノー カングーの前後のスピーカーを交換し、ツイーターも追加しました。
思っていたよりも簡単に作業できたことと、音質も想像以上に向上して満足できたのでブログにまとめます。
交換前の状態
交換前の状態は以下のとおりです。
スピーカー:純正スピーカー(×4)
ヘッドユニット:パイオニア 楽ナビ AVIC-RZ05
ツイーター:なし
以前に乗っていたゴルフもパイオニアのカーナビと純正スピーカーのまま使っていました。
スピーカーの数も8-10個と多く、ツイーターも装備されていたので純正のままでも音に不満なく聴くことができていました。
その点カングーはスピーカー数も4個と少なく、スピーカー位置もよくないこともあって交換に至りました。
購入した製品
スピーカー交換に当たり購入したのは以下の製品です。
スピーカー:audison/オーディソン prima 130mm AP5(×2)
ツイーター:パイオニア TS-T440-2
変換コネクタ:Renault Nissan用ワイヤーハーネスコネクター(×2)
制振材:オーディオテクニカ ポイント制振材(×2)
スピーカーは純正サイズと同じ130mmのフルレンジスピーカーを選びました。
カングーにもバッフルやインナーパネルの加工をすることで160-170mmのスピーカーの取り付けも可能となるようですが、僕は技術がないのでポン付けが可能な130mmにしました。
またスピーカーの機能にもセパレートとコアキシャルという2つの選択肢があります。
スピーカーの位置がもっと高ければコアキシャルでもいいかなと思いましたが、先述のようにカングーのフロントスピーカーの位置は足元にあるのでセパレートタイプにしました。
130mmのセパレートタイプで良さげな商品が見つからなかったので、audisonのフルレンジスピーカー AP5、ツイーターはパイオニアのエントリークラスに当たるTS-T440Ⅱの組み合わせとしました。
リヤはaudison AP5のみです。
コネクタはAmazonでルノー用をうたう中華製の製品を買いましたが、いま考えるとエーモンの日産用の製品で良かったかなと思います。
制振材は評判のよかったオーディオテクニカのものを選びました。
交換作業
フロントスピーカー
フロントスピーカーの交換はドアのインナーパネルを外してボルトオンで交換するだけ…と書くと簡単なのですが、交換の際にほぼ間違いなくドアハンドルの爪が割れるといわれています。
僕も左右ともに爪が2箇所ずつ割れました…。
ちなみにドアハンドル、ドアパネルともに素手だけで外すのは難しいと思います。
個人的には金属製の内張り剥がしをオススメします。
プラスチック製だとたわんでしまって開けにくいです。
またトルクスネジには電動ドライバーを使いました。
僕はAmazonで評価の良かった安価な製品を使っています。
家具の組み立てにも使えるので、1つ持っていると便利です。
トルクスネジをすべて外したら、先の金属製内張りはがしで後方下側の角を浮かせて、あとは指を入れてバキバキと外していきます。
純正スピーカーはトルクスネジ2本で止まっています。
スピーカーを外した際に奥にオーディオテクニカのポイント制振材を(適当に)貼っておきました。
交換するaudison Prima AP5も純正と同じ130mmなので、純正の穴を流用して2箇所で止めています。
タッピングビスを使えばあと2箇所止めることもできそうです。
コネクタを取り付けて、音が鳴るかどうか確認し、問題なかったので逆の手順で元に戻します。
リヤスピーカー
リヤはフロントよりも簡単かつ低リスクです。
トランク側のトルクスビスを2箇所外せばあとは手でバキバキと外せます。
リヤに関しては内張りはがしは必要ありません。
リヤはタイヤハウスを中心にポイント制振材を貼りました。
リヤもフロントと同様に2箇所で止めています。
リヤはフロントよりもクリップサイズが小さいこともあって、とても割れやすいです。
リヤサイドパネル以外にもこのサイズのクリップは使われているので、僕は割れたり欠けたものはマツヤマ機工の互換品に付け替えています。
ツイーター
ツイーターはAピラーの根本にある純正位置に取り付けしました。
スピーカーのカバーはありますが、配線は来ていません。
(年代によっては配線が来ているモデルもあるようです)
パイオニアのTS-T440Ⅱはここにギリギリ入るサイズで、台座の角度も現場合わせが必要です。
配線はツイーター側からサイドを通してナビ裏で分岐させました。
このTS-T440Ⅱは本当にジャストフィットで、台座の角度を合わせるとビスや両面テープなしでもかなりしっかりと固定されます。
そして問題なくスピーカーカバーも閉めることが可能です。
交換してみての感想
オーディオに関しては素人なので、それを踏まえて受け取ってもらえるとありがたいです。
全体としてはスッキリとした音が出るようになりました。
純正スピーカーとは全く質が異なります。
ツイーターについてはシャリ音がちょっと強いように感じますが、今まで聞こえなかった音が聞こえてくるので、あるとなしでは大違いです。
コアキシャルでも同じように高音が出ますが、耳の高さの位置にあることが重要であると改めて実感できました。
純正で10スピーカー(内4つがツイーター)だったゴルフと比べても良い音で、とても満足できています。
デメリットとしてはツイーターがアドオン方式なのでツイーターの音量だけ下げたくてもコントロールできない点です。
(イコライザで領域の上げ下げはできますが)
また交換の作業をするとドアハンドルの爪を破壊することになるのが最大のデメリットかもしれません。笑
ただ爪がなくなったからグラグラするとか、異音が発生することも今のところありません。
(強く握るとギュッという音がするようになったかも)
費用は全部込みで30,000円程度でした。
カングーのオプション品でもあるFOCALのスピーカーセット(工賃込み)の3分の1程度で済ませることができました。
純正スピーカーに不満を覚えている方にはぜひセパレートタイプのスピーカーへの交換をオススメしたいです。