ルノー カングーはすでに本国で新型車が発表されており、来年には国内にも導入されるはずです。
それまでは新車のカングーは在庫切れで買えない可能性が高く、そのため中古車の価格が高騰しています。
現行はモデル末期
現行のカングー(通称デカングー)は2007年に本国で発表され、日本には2009年9月に販売が開始されました。
2014年にエンジンとフロントデザインが一新され、フェイズ2と呼ばれる現行デザインになりました。
国内でも販売から12年経過した超末期のモデルとなります。
限定車は即売
昨年から新車のカングーは限定車の販売がメインとなっています。
「カングー パナシェ」に代表されるカラーバリエーションを増やしただけの限定車が多かったですが、最後の最後にスゴいモデルをぶっ込んできました。
https://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/limited_diesel/index.html
1.5Lディーゼルエンジン + 6MTという今までになかったパワートレインを搭載したモデルです。
しかもトランスミッションはEDCではなくて6MT。
いわゆる変態(褒め言葉)しか買わないようなモデルなのですが、400台の限定数量は正式発表前にほぼ完売したとか。
この売れ行きによって次のモデルの日本仕様が変わるという、いわゆる試金石としての位置付けもありそうです。
この「カングー リミテッド ディーゼル MT」は最後の限定車と公式に表現されているため、現行の新車販売はこれで打ち止めになりそうです。
ということは“新車で買うことのできる最後の現行カングー”だった可能性が高いです。
限定ではないカタログモデルが輸入される可能性もありますが、ヨーロッパではすでにモデルチェンジ後のカングーがラインオフしていることから、その可能性は限りなく低いと想像します。
カングーの中古車の価格が高騰
購入できる新車の弾が尽きたこと、次のモデルの車幅が1,900mm超えと噂されることから、現行カングーの人気が高まってしまっています。
その結果、一般の中古車だけでなく、ルノーの認定中古車の価格もどんどんと値上がりしています。
約5年落ちの5万km超えのモデルが228万円です。
新車価格が264.7万円なので、価格維持率は86%。
カーナビ、バックカメラ、ETCとルーフレールが付いているとはいえ、脅威の数字です。
僕が買ったのもほぼ同条件の車両ですが、価格は圧倒的に安かったです。
新車価格を超えた中古車も
最も高い車両はなんと新車価格を超えています。
カーナビもなく、オプションはルーフレールくらいですが、価格維持率は113%です。
こちらは1年落ち/4000km走行の新古車といえ、新車より高い価格で正規ディーラーが中古車を販売するのはいかがなものかと…。
正直この価格で中古車しか選べないのであれば、僕なら素直にシトロエンのベルランゴを選びますね。
価格高騰は次期カングーがちょっと「いかつい顔 」なのも影響しているのでしょうか?
ベンツのカングー「シタン」とかもちょっと良いなと思う私です。
https://response.jp/article/2021/03/24/344250.html
>__masa__さん
返信が漏れておりました…申し訳ありません。
次期カングーはVWっぽい印象です。
僕はカングーはファニーなイメージが好きで選んだので、あの顔だったら選ばないかな~と今は思っています。
今だったらベルランゴが好みのデザインですが、リヤは観音開きがいいですね。
シタンはちゃんとメルセデス顔になっていますし、トランスポーター感も出ていてとても好みです。
正規販売されていたらあえてのシタンはアリですね~