カングーを高額で買い取りしてもらった

気に入って乗っていたカングーですが、乗り換えにともなって売却しました。
中古で購入して4年弱、大きなトラブルはありませんでした。

手放すにあたって、どこのお店に行けばいくらで売れるのかを必死に調べたので、そのやり取りをまとめます。

結論からいうと3店のカングー専門店とやり取りし、最も応対がよかった「カングーの森」さんで相場よりも良い価格で売却することができました。

カングーを手放した理由

僕が乗ってからは4年ですが、車齢としては翌年(2024年6月)に9年目の車検を迎えるタイミングでした。
カングーの初期設計は2007年(日本市場での販売は2009年)と16年前なので、この時代のフランス車はこれからがメンテナンスに大きなお金が掛かると思っています。

カングーに乗り換えてすぐに、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、補器ベルトなど大きな消耗品は交換していますが、今後も乗り続けるとなるとそれらの2回目の交換も視野に入ってきます。

お金で解決できることならまだよいのですが(よくないけど)、安心して外出できなくなるのは避けたいところ。

また先日クルマをぶつけてしまった際に子どもに怖い思いをさせてしまいました。

その後「最新の安全装備があれば事故を回避できたのでは」という思いも出てきて、今後のことを考えるとそういった装備のあるクルマがよいなと考え始めました。

・今後のメンテナンス費用が掛かる
・安全装備の充実したクルマに乗りたい

この2つが代替検討理由です。

店舗への問い合わせ

乗りかえたクルマはフォルクスワーゲン トゥーランです。
購入先はフォルクスワーゲンの専門店。

タイミングを含めるとそのお店で下取りしてもらうのがベストですが、カングーの嗜好性が反映されにくいと考えて、カングー専門店での買取で進めました。

検索でヒットするカングーの専門店は5店。

「カングーの森」(千葉市)
「RVランド コンセプト アトリエ カングー」(千葉県流山市)
「スターロックカンパニー / Fungoo」(東京都町田市)
「クラフトハウス」(京都市)
「FREEDOM AUTO」(大阪府堺市)

そのうち僕が訪問できるエリアには3店。
その3店にメールや問い合わせフォームからコンタクトを取りました。

[車両情報]
2015年式 6MT 修復歴なし
オプション:純正ナビ バックカメラ ETC マルチルーフレール 純正アルミホイール デジタルインナーミラー
*オプションは加算されるものだけ記載

各店からの回答は以下のとおりです。

A店:60-65万円
B店:50万円~
C店:60-75万円

どのお店からも「他のお店の条件を教えてください」というコメントももらっていたので、最も条件のよかったC店=カングーの森の条件を伝えました。

A店:70万円以上は無理
B店:75万円は無理

上記の回答をもらったので、カングーの森に絞って交渉を進めることに決めました。

他の2店も誠実な対応をしてくれていたので、こちらとしてもできるだけ丁寧にクローズするように意識しました。
カングーの森で売却にならなかった場合にはまたやり取りをする可能性も高いですし。

実車での査定

アポイントを取って店舗を訪問し、実車での査定をお願いしました。

●外装

僕がぶつけて補修した箇所は正直に伝えました。
それ以外にも購入時には僕が聞いていなかった補修箇所なども教えてくれました。

査定のプロなのでほぼ目視でわかるということでしたが、さらに塗膜の厚みを測定するツールも併用されていたので、素人が嘘をついても一瞬でバレると思われます。
補修歴についてはナシの判定で安心しました。

●機関系

僕のカングーは「走る・曲がる・止まる」にはなんの問題もありません。
異音や不具合もありませんし、オイルの消費もないので、機関系の程度には自信がありました。

しかし車両をチェックしてもらっているときにエンジンの一部からオイル漏れがあることが発覚しました。

しかも補修した形跡があるということで「購入時かメンテナンス時に聞かれていないですか?」と質問されましたが、購入した中古車販売店からもメンテナンスしていたルノーディーラーの両方からも何も聞いていないです。
ルノーディーラーは入庫時に既に修理がされていたので、何も言わなかっただけだと思いますが。

●その他の評価点

車両本体でプラスポイントになったのは以下の点です。

・ディーラーでの定期メンテナンスと整備記録簿
・純正ナビ/ETC
・純正アロイホイール
・純正ルーフレール
・社外デジタルインナーミラー
・社外ドライブレコーダー

査定時に社外品でプラス評価されたのはデジタルインナーミラーとドラレコだけでした。

それ以外の「LEDヘッドライト/フォグライト」「レーダー探知機」「社外スピーカー」「シフトノブ」「ラゲッジマット」「LEDルームランプ」はプラス査定にならないということでしたので、純正戻しが可能なものは自分で取り外しをしました。

また売却に必要な書類はその時に教えてもらえるので、査定時には車検証などクルマに入れっぱなしの書類だけ持っていけば大丈夫です。

オークションでの売却

実車で査定してもらったところ、外装の補修歴とオイル漏れの2点から自社客への直販は難しいとの判断が下りました。

ブランミネラルのMT車を探しているお客さんもいるようで、直販扱いになれば更なる高値での買取も可能ということでしたが、残念ながらそれにいたらず。

買取する場合は当初提示額よりも低くなってしまうということで、提案されたのはオークションでの委託販売。
オートオークションに出品してもらい、代行手数料(10%)とその他の手数料を差し引いた差額を僕に入金してもらうという方法でした。

出品にあたって、高値で落札してもらうためには内外装の仕上げが重要とのこと。
それを依頼すると別途費用が掛かりますが、自分で実施すればその費用は不要。
そういった内容を教えてもらえるのは非常にありがたかったです。

結果としてこの選択は正解で、当初のMAXの提示額である70数万円の売却費用を手にすることができました。

オートオークションには落札後1週間のクレーム申し立て期間があり、それが過ぎてからでないと入金がされません。
次のクルマを購入する際に売却資金を当てにしている人は注意が必要です。

まとめ

結果として関東圏の方でカングーを売却されるのであれば、僕はカングーの森をオススメしたいです。
少なくとも選択肢の一つには入れておいて、問い合わせはした方が良いと思います

カングー専門店ゆえにカングーを探しているお客さんを抱えています。
そのウェイティングリストと合致すれば直販できるため、高値での買取が可能となります

僕の場合も車体の状態が良ければ最大90万円くらいの買い取りも期待できそうでした。

状態が良くない場合でもオークションで高く売れそうなアピールポイントやタイミングを提案してくれます。

他のお客さんでも買い取りの場合は10数万円だったフェーズ1のカングーが、オークションでの売却で手取りが40万円台になった事例もあるそうです。

最低でも査定時に一度店舗を訪れる必要がありますが、それが可能な方はぜひ選択肢に入れてみてください。
引き渡しの際は別途費用を払えば陸送も可能ということでした。
僕は費用と抑えるのと最後のドライブを楽しみたかったので自走しましたが。

カングーを手放したことは寂しい出来事ですが、
カングーの森の渡邉さんにクルマの売却をサポートしてもらえたことで、後悔のない乗り換えをすることができました。
ありがとうございました。

カングーの森の渡邉さんは安田団長の動画にも出演されている方です。