愛車カングーZEN 1.2L MTのリコールのお知らせが届きました。
リコール エンジン内部洗浄
不具合の部位はエンジン本体です。
不具合内容
エンジンにおいて、減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低いため、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流し、ピストンに多量のカーボンが堆積することがあります。
そのため、堆積したカーボンが剥離すると、排気バルブとバルブシート間に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れ、排気バルブが溶損し、最悪の場合、走行中に警告灯が点灯し、エンジンの出力が低下するおそれがあります
措置の内容
全車両、ピストン上部と燃焼室、吸気バルブを洗浄し、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換えいたします。
また、本事象についてはエンジンのメーカー保証を初年度登録から10年または、走行距離100,000Kmのどちらか早く到達する方まで延長いたします。
作業時間
約7.1時間
対象は3,614台
カングーの対象はMT(ABA-KWH5F)が1,602台。
平成25年10月18日~平成28年11月23日
EDC(ABA-KWH5F1)が2,014台。
平成28年3月17日~平成29年7月19日
1ヶ月あたりで比較するとMTが43台/月、EDCが125台/月とMT比率は約25%でした。
*同時期ではないので参考程度に
また同じエンジンを積んだキャプチャー、ルーテシアやメガーヌでもリコールが発生しているので合計で10,210台。
リコールが完了するまではかなりの時間を要しそうです。
リコールの情報はルノー公式にも掲載されていますが、届いた書類とは微妙に文章が異なっていました。
リコールで完治するのか?
リコールの内容をサマリーすると以下の理解です。
●エンジン内部のピストンにスラッジ(カーボンスラッジ)が溜まる(ことがある)
●そのスラッジがはがれるとバルブの可動部に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れて、排気バルブが溶ける(ことがある)
原因の根本は“減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低いため、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流する”ということです。
それに対するリコール処置は、“エンジン内部の洗浄と、エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換え”です。
対策はプログラムの書き換えだけなのですが、ソフトの書き換えで直る問題なのかは疑問です。
エンジン内部の洗浄もされるので一旦は元の状態に戻るのでしょうが、またスラッジは溜まると思います。
そもそもスラッジが溜まりやすいのは直噴エンジンの特徴(宿命)ですし…。
ちなみに以前にワコーズ「フューエルワン(F-1)」を投入したところ、なかなかの効果を体感できました。
・トルクアップした(微妙にですが)
・吹け上がりが滑らかになった
・早めにシフトアップしてももたつきを感じなくなった
この効果がフューエルワンが添加されたことによる“燃料としてのパワーアップ”なのか、“カーボン類が洗浄されたことによるリフレッシュ”なのかが気になるところ。
いま思うとフューエルワンの投入により、エンジン内部のカーボンスラッジが洗浄されてフィーリングが回復したのではないかと推測できます。
まずはうちのカングーはどれだけスラッジが溜まっている(いた)のか、気になるところです。
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