カングーのリコールを実施した結果

予定通りにカングーのリコール作業を実施しました。

実施後に僕が感じた変化について、ブログ記事にします。

リコールでの実施事項

リコールの作業内容は大きく下記の3点です。

・カーボンスラッジの除去
・エンジンプログラムの変更
・オイル/フィルターの交換

作業内容は下の過去記事に詳しく書いています。

ディーラーのスタッフによるとカーボンスラッジの除去は、エンジンヘッドを開けて作業したとのこと。

その作業をする際にスラッジのカスがでるので、一緒にオイルとオイルフィルター(エレメント)の交換も実施してもらっています。

オイルの銘柄はルノー純正の「Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN17」です。

オイル交換の関連費用は無償となり、ありがたかったです。

変化はあまり感じられず

実際のところフィーリングはあまり変わりませんでした。

1年前の車検時にオイル交換を実施しているのですが、その時のフィーリングの変化とほぼ同じ。

むしろ初めてワコーズ フューエルワンを投入したときの方が変化を感じられました。

ただこの変化がないことについては僕はポジティブにとらえています。

その理由は下記となります。

そもそもスラッジが付いていなかった(推測)

カーボンスラッジがゼロということは考えにくいので、スラッジが少なかったというのが正確な表現になると思います。

今回のリコール作業によるbefore/afterの変化が少なかったことに加えて、従来よりオイルの消費が少なったことがそう考えた理由です。

直噴かつターボエンジンにはオイルの消費(燃焼)問題が付いて回ります。

これはルノー/カングーの特有の問題ではありません。
以前に乗っていたフォルスワーゲン ゴルフ(TSIエンジン)でもそうでした。

フォルクスワーゲンの場合はカングーの前に乗っていた2000ccのGTIよりも、その前の1400ccのツインチャージャーのエンジンの方がオイル消費が激しく、だいたい5,000km走行すると1L近く消費していました。

メンテナンスパックに加入していたので、補充用のオイルの料金は無料なのですが、オイル残量のアラートが出るたびにディーラーに行くのが面倒でした。

カングーのオイルレベルはお団子(○×6)で表示されるのですが、僕のカングーは6,000kmで○が1つ減るかどうかという状況です。

スラッジが少ない理由

仮説① ECOモードを使っていない

僕は基本的にECOモードを使いません。

ONにするのは高速道路でのクルーズコントロール使用時くらいです。
クルコンを使用時でも勾配のある区間(中央道や東名の大井松田-御殿場間)ではOFFにします。

ECOモードという機能自体は悪いものではないのですが、ECOモードを使うと不完全燃焼を誘発しやすく、結果的にカーボンスラッジが溜まりやすくなると僕は認識しています。

カーボンスラッジが溜まる主たる理由は不完全燃焼です。

そもそも直噴エンジンは従来のポート噴射のエンジンよりも不完全燃焼が起きやすい特性があります。

それ以外にも以下の事象により不完全燃焼が発生しやすいといわれています。

・短距離利用(チョイ乗り)
・アイドリングストップ
・低速域/低回転域での使用が多い

・渋滞(STOP & GO)が多い

僕のカングーは6MTなので、アイドリングストップ機能が装備されているのですが、それは常時ONにしています。
*現在はキャンセラーを取り付けて常時OFFにしています。

不完全燃焼を避ける意味ではアイドリングストップを使わない方がいいのかもしれません。
しかし、アイドリング事態にも不完全燃焼への影響があったりします。

結局これらはバーター関係になるので、ECOモードに比べるとアイドリングストップONはそこまでの影響はないという判断です。

仮説② フューエルワンを使っていた

昨年の夏から定期的にワコーズ(WAKO’S) フューエルワン(F-1)を投入してます。

それによりカーボンスラッジが除去できてた可能性があります。

燃料に添加するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、新車時のエンジン性能を取り戻します。

https://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/Fyuel.html

フューエルワンで激しくこびりついたスラッジを除去するのは難しいと思いますが、ある程度のものなら効果があると僕は思います。

投入直後は実際に効果を感じられましたし。

コンディションを維持するために

リコール作業によりエンジンのスラッジは除去できた状態になりました。

あとはこの状況をできるだけ長く維持したいのが本音です。

そのために特別なことをやるというよりは仮説①②の継続による予防メンテナンスが重要になります。

フューエルワンについては、これまでと同様に1,000kmごとにF-1を半分ずつ投入するつもりです。

またここから2-3万km走行したらより洗浄効果の強力な「WAKO’S RECS」を施行すると思います。
RECSで吸気/排気ポートを洗浄することで、エンジンのコンディションの維持ができると考えています。

輸入車はこういうところが面倒くさいですが、これを楽しむくらいの心の持ち方をした方が輸入車ライフを楽しめると僕は思っています。

ちなみにフューエルワンのOEM品のPITWORKのF-ZEROだと3本セットで1本当たり1,323円とお買い得になっています。