先日購入した2爪式のスクリューバックオープナーを早速使いました。
ALBA Zic APFZ105
電池交換をしたAPFZ105はチタン製の腕時計です。
チタンはステンレスよりも軽いのが最大の特長ですが、その反面滑りが悪いという特性もあります。
その特性のおかげで、セット品のスクリューバックオープナーでは、チタン製の裏蓋を開けることができませんでした。
(ミスった傷が痛々しい…)
爪の精度の高い2爪式のスクリューバックオープナーでは裏蓋をサクッと開けることができました。
この時計は初めて裏蓋を開けました。
そこそこ汚れが蓄積されていたので「洗っ時計」を綿棒に塗って清掃しておきました。
電池交換
電池はSR920SW。
似たような品番のSR920Wというボタン電池もあるので注意が必要です。
SWタイプはアナログ時計などの比較的負荷の小さな時計向け、Wタイプはデジタル時計などの多機能時計向けです。
SWが使われているアナログ時計にWを使うのはアリですが、Wが使われているデジタル時計にSWを使うのはNGです。
パッキン交換
ついでにパッキンも交換します。
時計の品番で調べても適合するパッキンのサイズはわからなかったので実際に測ってから購入しました。
裏蓋の外径は30mm、内径は28.4mmでした。
これを受けて直径30mmのパッキンを購入したものの、実際はブカブカ…。
パッキンは0.5mm刻みでしたが、小さめの方がいいだろうと思い29.0mmのパッキンを購入。
結果としては29.5mmでなくて、29mmを買って正解でした。
塗布器にパッキンを入れて、本体と蓋をグリグリ動かしてシリコングリスを馴染ませます。
あとは裏蓋を閉めて完成です。
安価に電池交換できたのもうれしいのですが、それなりの道具を使った作業自体が楽しかったという印象の方が強く残りました。
ちなみにこのALBA Zic APFZ105はチタン製ということもあり本当に軽いです。
僕の腕周りが15cm(ベルトは16cmで調整)と細いこともありますが、実測値は53.8gです。
メタルベルトの腕時計では最軽量クラスではないでしょうか。
道具を買ったことで電池交換が楽しくなり、人の腕時計も依頼を受けて交換する機会も増えてきました。
どうせなら時計修理技能士の資格でも取ろうかなと思っています。
3級ならクォーツ時計の電池交換とバンド調整がメインだし、一応国家資格だし…。