カングーの12ヶ月点検に併せてリコールの整備もお願いしました。
ついでにオイル交換をしてもらおうと思っていたのですが、なんと無料でオイル/エレメント交換をしてもらえることになりました。
リコールの内容
リコール対象の不具合の内容はエンジン内部の洗浄です。
エンジンにおいて、減速時のシリンダー内圧がクランクケース内圧よりも低いため、エンジンオイルを含んだブローバイガスが燃焼室に逆流し、ピストンに多量のカーボンが堆積することがあります。
そのため、堆積したカーボンが剥離すると、排気バルブとバルブシート間に挟まり、高温の燃焼ガスが漏れ、排気バルブが溶損し、最悪の場合、走行中に警告灯が点灯し、エンジンの出力が低下するおそれがあります。
詳しくはリンクの記事に書いています。
リコール作業と同時にエンジンオイル/エレメントを交換
前回のオイル交換から約1年経過し、6,000kmほど走行しました。
「ルノー・ケア」によるとエンジンオイルの交換頻度は1年または15,000kmごととなっています。
欧州車はこの交換サイクルが多いですが、個人的には1年という頻度は納得できるものの、15,000kmはちょっと長すぎという印象です。
以前は5,000kmが推奨のサイクルでしたが、ここまで伸びたのはエンジンやオイルの性能向上というよりも環境への配慮という側面が大きいように思います。
それは十分に理解・共感した上で、もう少し短い距離で交換してあげた方がエンジンには良さそうです。
僕の感覚だとまさに今が交換どきだったので、「12ヶ月点検と一緒にオイル交換もお願いします」と依頼するつもりだったのですが、僕が口にするより先に「リコールの作業でエンジンヘッドを開けてピストンに付着したカーボンを落とすので、一緒にエンジンオイルとエレメントを交換させていただきます」と切り出してもらえました。
作業中にカーボンがオイルパンに落ちることもあると思うので、作業し終わった後にエンジンオイルと一緒にそれらを排出するイメージでしょうか。
12,000円のお得に
車検時のブログ記事を見るとエンジンオイル関連で11,803円支払っています。
エンジンオイル 5.0L:8,195円
(Evolution pro-tech 5w-40 – Elf)
オイルフィルター:1,870円
ワッシャー:88円
オイル交換工賃:1,650円
この時はルノーの純正オイルはElfでしたが、現在はカストロールに変わっています。
ルノーでは以下の2つのカストロールのオイルがラインナップされていました。
・Castrol EDGE 0W-40 RN17 RSA(0W-40)
・Renault-Castrol GTX RN-SPEC 5W-30 RN17(5W-30)
前者がメガーヌR.Sなどのハイスペックエンジン用のオイル(3,223円/L)、後者がカングーも含めた一般用のオイル(1,848円/L)です。
*価格はルノーNT販売のサイトより
ディーラー以外でも交換することはできますが、エレメント(オイルフィルター)の在庫を確認する必要があったりとひと手間かかるので、僕はディーラーで交換してもらっています。
いやー、幸運でした。
全国のルノーディーラーで同様の対応をされているかは不明ですが、リコール作業がこれからの方はオイル交換を控えておいた方がよさそうです。
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