カングー バッテリー交換 AGM BOSCH

カングーのバッテリーを交換しました。

バッテリーは自分で用意して、交換作業はJAFにお願いしました。

JAF会員であれば、バッテリーが上がっていなくても無料で交換作業をしてもらえます。

カングーのバッテリー寿命

僕のカングーは6MTのため、アイドリングストップ機能がついています。

アイドリングストップ機能はガソリンの消費を減らす反面、バッテリーには大きな負荷が掛かります。
そのため、アイドリングストップ機能のついたクルマには専用のバッテリーがおごられています。

カングーのバッテリー寿命は2-3年といわれています。

流石に2年は短すぎでしょと思っていましたが、前回交換から2年が過ぎたころからバッテリーの劣化を感じるようになりました。

・セルモーターの回る時間が長くなった
・アイドリングストップの頻度が減った

具体的にはこの2つの事象です。

4か月前の12か月点検ではディーラーから「バッテリー残量は問題ありません」と言われていたこともあり、ヘッドライトが暗くなったり、パワーウィンドウの速度が遅くなったりということはありませんでした。

これまでが日常的にアイドリングストップ機能を使っていましたが、バッテリーの劣化を感じてからはそれをオフにしていました。

また、OBD2接続しているレーダー探知機で車両情報を表示できるのですが、残念ながら電圧は取得できず。

電圧を測る

情報もなくこのまま乗り続けるのは不安なので、電圧を取得できるUSB充電器をAmazonで買いました。

バッテリーの電圧は「エンジン始動前(通常時)」と「エンジン始動時(オルタネーター作動時)」の2つのパターンがあります。

バッテリーの残量は前者の「エンジン始動前」の数値を計測します。

“この数値が12.5V以上だと安心できる”とジェームスのサイトにありましたが、通常時は11.9Vという数値でした…。

電圧は、通常時が12.5~12.8V、エンジン始動時は13.5~14.5Vが正常値と言われています。電圧はエンジン始動時にもっとも電力が必要になるので、通常時の電圧が12.5V未満になったら、バッテリーの寿命と考えて良いでしょう。

https://www.jms-car.com/ask/battery_koukan/

しばらく走行した後に再計測すると12.5Vまで回復しましたが、正常値ギリギリなので不安な数値ですね。

ちなみにインジケーターは「良好」の緑色を示していました。

AGMバッテリーを購入

元々装着されていたのはEFBバッテリーの「BOSCH BLE-70-L3」でした。
それを上位互換のAGMバッテリーの「BOSCH BLA-70-L3」に交換しました。

AGMバッテリーは純正採用ではありませんが、カングーでの交換事例が複数ヒットしたので、問題ないと判断しました。

BOSCH BLACK-AGM 70Ah「BLA-70-L3」を楽天のBlue Dragonというショップで22,490円で購入しました。

「BLE-70-L3」が19,700円だったので、EFBとの価格差は2,800円でした。

JAFに交換を依頼

バッテリー交換の選択肢は大きく4つあります。

それぞれメリット/デメリットを僕なりに整理してみました。

交換先本体価格工賃メモリー工数廃バッテリー
ディーラー××
量販店
(オートバックス等)
DIY
(要手配)
××
JAF
(会員は無料)
×
本体価格/工賃:価格の安さ
メモリー:作業時のメモリーバックアップの有無
工数:自身の手間のなさ
廃バッテリー:交換したバッテリーの処分が可能かどうか

ディーラーでの交換は最も安心感はありますが、本体価格も工賃も一番高い印象。
カングーの場合、4万円は下らないと思います。

オートバックス等の量販店は工賃は1,000円前後と安いものの、バッテリーの本体価格がディーラーとWeb通販の中間くらい。
実態は3万円超くらいでしょうか。

DIYの場合はバッテリーは2万円前後で手配可能です。
メーカーにこだわらなければ15,000円くらいで購入できます。

また、必然的に自身で作業することになるので工賃は掛かりません。
その分工数というか手間が掛かるのと、メモリーを保持しようとすると「メモリーバックアップ」の手配が必要というのが懸念点です。

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その点、“JAF会員である”という前提が必要ですが、JAFの場合はバッテリーさえ自身で手配してしまえば、あとはお任せで交換してもらうことができます。

交換の際に言わなくてもメモリーのバックアップもしてくれます。

「(バッテリー上がりといった)非常事態でないときにJAFを呼ぶってどうなの?」という道義的な論点もあるかと思いますが、この点については問題ないとJAFに確認済みです。

JAFの個人会員の平均利用は約8年に1回

完全に余談ですが、JAFの個人会員の平均利用は約8年に1回と言われています。

年会費は4,000円なので、1回の利用単価は32,000円です。

JAFは会員でなくてもサービスを利用することができ、バッテリー交換は13,000円(作業費のみ)です。

バッテリー交換はせいぜい2-3年に1回の頻度なので、緊急時でなくても利用して良いのではないかと、これらのデータからも判断しました。

アプリから要請

JAFは電話とアプリの2つの方法で要請可能です。
僕はアプリから要請しました。

現在地を表示し、作業依頼を選択。
その後はチャットでやり取りすることができました。

輸入車で特殊な対応が必要な場合は作業ができない場合があることを了承する必要がありました。

要請から現場到着までは1時間ほど。

クルマは自宅の駐車場に停めていたので、自宅で到着まで待つことができました。

作業自体は30分程度で完了。

作業はスゴく丁寧で、メモリーのバックアップはもちろん、新旧のバッテリー電圧の測定と、オルタネーターの充電電流も測定してくれました。
また交換した日付と距離のシールも貼ってくれていました。

ただし、JAFでは廃バッテリーの処分はしてもらえません。

こちらは後日量販店やガソリンスタンドに処分料を支払って引き取ってもらうか、リサイクル業者に買い取ってもらう必要があります。

僕は近くのリサイクル業者に持ち込む予定です。
⇒[追記]リサイクル業者に持ち込みました

買取といっても数百円にしかなりませんが、お金を払うよりはいいですよね。

JAF会員の方は、JAFでのバッテリー交換も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。